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私がRustを使った開発で経験したことをmini_live2d_rsと共に紹介していきます。 mini_live2d_rsはLive2DのCore SDKを操作できるライブラリです。 Live2Dは一枚のイラストから2Dアニメーションを作ることができるライブラリで主にゲームやVTuberの立ち絵などで使われています。mini_live2d_rsはまだ開発途中ですが、簡単なアニメーションを再生することができます。 私がRustを選択した理由として、高速に動作することとメモリ操作のバグを混入しにくいことが挙げられます。特にC言語にあまり馴染みがない私にとって、メモリ操作のバグが混入しにくいのは実行時に原因不明のエラーが少ないという安心感を持って開発できる利点が大きいです。このようなRustを選択する理由について紹介したいと思います。 またRustは一般的に学習難易度が高いと言われており、私にとっても習得は難しいものでした。特に所有権の概念を正しく理解しなければコンパイルすらできません。ですが、学習が進むとrustcの優秀さや記法の自由度から逆に開発体験が良くなっていきました。このようなRustを選択したことによって得られた開発体験についても紹介したいと思います。 最後にmini_live2d_rsとRustを使った開発について今後の展望を紹介できたらと思います。
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