LINEUP & SCHEDULE

並行キャッシュライブラリの開発で得られた知見

  • 16:40 - 17:05 (JST)

    • 発表言語: 日本語

Mokaは私が2021年から継続的に開発している並行キャッシュライブラリです。crates.iosentry.ioのバックエンドに採用され、高負荷なサービスを支えています。

本セッションではMokaの開発を通して得られた経験や課題を共有します。ヒット率の向上のようなキャッシュ固有の話題に触れた後、非同期ランタイムの並行性を損なわないデータ構造の選択方法など、一般的な並行プログラミングに応用できる知識を紹介します。

  • キャッシュに求められる要件と実現方法
    • ヒット率を高めるアルゴリズム
    • Arc<RwLock<_>>は不要。並行プログラミングでもシンプルに使えるAPI
  • 並行性を高める手法
    • Atomic*型、ロック競合の軽減、ロックフリーデータ構造など
  • 課題と展望
    • unsafe Rustにまつわるバグの予防とデバッグなど

シェアしましょう!


プロフィール

Tatsuya Kawano

Tatsuya Kawano

Rustをこよなく愛するフリーランスのソフトウェアエンジニア。フェアリーデバイセズ株式会社にてRustを使ったWebサービスの開発に携わっています。共著に『実践Rust入門』(技術評論社、2019年出版)


Copyright © Rust.Tokyo 2023 all rights reserved.


特定商取引法に基づく表示

ぜひフォローしてください! @rustlang_tokyo

お問い合わせ: rust-tokyo-staff@googlegroups.com

過去の開催